はじめに:間取りがおおむね決まって、次は窓
前回の記録では、予算から坪数・畳数を出して、間取りソフトで50回くらい作り変えたところまで書きました。
▶ 前の記録:【記録No.13】間取りを考える前の基礎知識|30坪=60畳で、自由に使えるのは何畳?
間取りがおおむね決まったので、話は窓へ。
そこで、前から気になっていた「耐水害仕様」について聞いてみました。
耐水害仕様は、30坪で約25万円
- 私:耐水害仕様というのがあると聞いたんですが、オプションでいくらで付けられますか?
- 営業:30坪だと、だいたい25万円くらいでしょうか。
- 私:安っ!それ大丈夫なの?めちゃくちゃ安いじゃん。
- 営業:命に関わることについては、一条工務店は利益を取っていないんです。
- 私:では、そのオプションを追加でお願いします。
- 営業:では、いろいろと制限が出てくるので説明させていただきますね。
- 私:(??)
耐水害仕様ってどんなもの?
一条の公式サイトによると、耐水害仕様にはスタンダードタイプと浮上タイプがあります。我が家に適用されるのはスタンダードタイプだそうです。
▶ 一条工務店公式:耐水害住宅(https://www.ichijo.co.jp/lp/taisuigai/)
公式サイトに載っている、主な浸水対策はこんな感じです。
| 対策 | どんな仕組み? |
|---|---|
| フロート弁付きの床下換気口 | 水が入ってくると弁が浮いて閉じ、床下への浸水を防ぐ |
| 逆流防止弁 | 排水管から水が逆流してきたら自動で閉じる |
| 壁の防水処理 | 外からの水は通さず、室内の湿気は外に出すシートで家を包む |
| 玄関ドア | ドア枠と壁を一体化して、すき間をなくす |
| 1階の掃き出し窓 | 水を通しにくい開き窓を、工場で壁に取り付ける |
| 外の電気設備 | 室外機や蓄電池などを、水没しにくい高さに設置する |
水害にあうと、復旧に数百万円かかることもあるそうです。それを考えると、約25万円は本当に安いと思います。
耐水害仕様にすると、窓に制限が出る
営業担当の説明は、こうでした。
耐水害仕様は、建物の中に水が入らないようにする仕様です。なので、家の「穴」である窓やドアの選択肢が少なくなります。
引き違い(スライド式)の窓は選べません。どうしても、スライドする部分から水が入ってしまうので。
窓の種類と、耐水害仕様との相性
| 窓の種類 | 開き方 | 耐水害仕様では |
|---|---|---|
| 引き違い窓 | 左右にスライドして開ける | 選べない(すき間から水が入る) |
| 開き窓 | ドアのように外へ開く | 選べる(水を通しにくい) |
| FIX窓(はめ殺し) | 開かない | 選べる |
※我が家の営業担当から聞いた内容です。どの窓が選べるかは、商品や時期によって変わることがあるので、営業担当に確認してください。
見た目のこだわりがなければ、制限はむしろ助かる
私の場合は性能重視で見ているので、見た目のこだわりは特にありません。
タイルの色や壁紙、ドアなどは妻に任せっきりです。正直、なんでもいいんで(笑)
選択肢が少ないほうが、あまり頭を使わなくて助かります。間取りで十二分に脳みそを酷使したので。。
「窓のいらない部屋」は作れる?
営業担当から、1部屋に1つの窓は追加料金なしで付けられる、と聞きました。というより、窓は付けなくてはいけないものだそうです。
私の作業部屋は窓がいらない、と伝えると、部屋の広さに対して、これくらいの大きさの窓が必要、という決まりがあるとのこと。
窓の大きさには、法律の決まりがある
あとから調べると、建築基準法では、人が日常的に過ごす部屋(居室)には、窓の大きさの決まりがあります。
| 目的 | 決まり(住宅の居室の場合) |
|---|---|
| 採光(光を取り入れる) | 床面積の1/7以上の、光が入る窓 |
| 換気(空気を入れ替える) | 床面積の1/20以上の、開けられる窓(換気設備で代えられる場合も) |
たとえば6畳(約9.7㎡)の部屋なら、光を取り入れる窓は約1.4㎡以上が目安です。
大きな窓1つでなくても、小さい窓を2つ付けて条件を満たすこともできるそうです。
※細かい計算方法は窓の位置などで変わります。実際の判断は、設計担当に確認してください。
北海道の高断熱の家では、窓は「穴」
北海道の高断熱の家にとって、窓は熱が逃げやすい「穴」でもあります。必要なところに、必要な大きさだけ付ける、という考え方は、性能の面でも理にかなっています。
▶ 関連記事:一条工務店の「できない」は家を守る。(窓の数と大きさ)
南側には、いちばん大きな窓を
我が家は、南側に、耐水害仕様でも付けられるいちばん大きな窓を付けました。
理由は3つです。
- 光を取り入れたい:北海道の冬でも、南側から日差しを取り込める
- 大きな荷物を出し入れしたい:引っ越しなどで、玄関を通らない大きなものも運び込める
- 庭に出入りしたい:庭が広いので、窓から直接出入りできるとうれしい
まあ、そんな感じですかね。
まとめ:記録No.14で起きたこと
- 耐水害仕様は30坪で約25万円。命に関わることは利益を取っていないと聞いて即決
- 耐水害仕様にすると、引き違い窓が選べないなど窓に制限が出る
- 性能重視なので、選択肢が少ないのはむしろ助かった
- 人が過ごす部屋には、窓の大きさの決まりがある(小さい窓2つでもOKなことも)
- 南側には、耐水害仕様で付けられるいちばん大きな窓を付けた
次の記録では、さらに細かい仕様を決めていったところを書いていきます。
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