結論:北海道で太陽光を載せるなら、屋根は3.5寸勾配がお得
この記事は、一条の「太陽光パネル&蓄電池」セットを入れる前提で話を進めます。
北海道は冬の暖房費がとにかくかかるので、一条で建てるならこのセットは強くおすすめです。一条オリジナルなので、他の業者で付けるより百万円単位で安い。ただし、建てるときに選ばないとこの値段では入らないので要注意!
▶ 関連記事:【施主が実例で解説】一条工務店×北海道で太陽光+蓄電池は必要?冬の発電量と電気代
そのうえで、屋根についての結論はこの3つ。
- 北海道は、屋根の角度(勾配)をつけるほど発電で得をする
- グランスマート・アイスマートなら、3.5寸勾配は無料
- ただし、屋根の先に3m以上の空き地がないと3.5寸にできない
北海道は、屋根の角度で発電量が変わる
太陽光パネルをたくさん載せるなら、一条では片流れ屋根を選ぶことになります。
北海道は本州より太陽の高さが低いので、屋根に角度をつけたほうがパネルに日が当たりやすく、発電効率が上がります。さらに、角度があれば冬は雪が落ちてくれます。
10kW・南向きで比べた年間発電量(目安)
| 地域・屋根 | 年間発電量 | 東京との比較 | 東京との差(30円/kWh) | 東京との差(40円/kWh) |
|---|---|---|---|---|
| 東京(標準的な勾配) | 約11,000kWh | 100% | 基準 | 基準 |
| 北海道・3.5寸勾配 | 約10,290kWh | 約94% | 年 約2.1万円少ない | 年 約2.8万円少ない |
| 北海道・1.5寸勾配 | 約9,466kWh | 約86% | 年 約4.6万円少ない | 年 約6.1万円少ない |
※1.5寸勾配は、冬(12〜3月ごろ)に雪止めで雪が残り、パネルが覆われて発電がほぼゼロになる期間を含めた数値です。
1.5寸と3.5寸の差は、年間で約820kWh。電気代40円/kWhなら、毎年約3.3万円の差になります。
北海道の不利を補ってくれるのが、屋根の角度というわけです。
※屋根の向きによって発電効率は変わるので、自分の土地での発電シミュレーションは営業担当に出してもらってください。
3.5寸勾配が無料の商品、有料の商品
北海道仕様の場合、3.5寸勾配が無料で選べるかどうかは商品によって違います。
| 商品 | 太陽光ありの勾配 | 3.5寸への変更費用 |
|---|---|---|
| グランスマート | 1.5寸 / 3.5寸 | 無料 |
| アイスマート | 1.5寸 / 3.5寸 | 無料 |
| アイスマイル / アイスマイル+ | 1.5寸 / 3.5寸 | 有料 |
| アイキューブ | 1.5寸 / 3.5寸 | 有料 |
※太陽光パネルを載せると、屋根の表面はパネルそのものになります。
グランスマート・アイスマートを選んでいるなら、3.5寸にしないともったいない!
落雪3m!3.5寸にできない土地もある
一条の片流れ屋根は、標準だと1.5寸勾配です。
これを3.5寸にするには、屋根が流れる先に3m以上の空き地があることが条件になります。

屋根から落ちる雪が、それくらい飛んでいく想定だからです。お隣さんがすぐ横に建っていたら、落ちた雪で相手の家を傷つけてしまうかもしれません。
1.5寸と3.5寸、どれくらい違う?
太陽光を載せられるだけ載せると、屋根の奥行きはだいたい8m前後になります。それを目安に比べたのがこちら。
| 1.5寸 | 3.5寸 | |
|---|---|---|
| 角度 | 約8.5° | 約19.3° |
| 水平8mでの高さ | 約1.2m | 約2.8m |
3.5寸のほうが、8m地点で約1.6m高くなります。
1.5寸だと8m進んでも1.2mしか上がらないので、屋根の雪はなかなか落ちません。
立地によっては難しいと思いますが、北海道ではできる限り屋根の角度を上げたほうがお得です。だからこそ、3.5寸にしたい人は土地選びと家の配置が重要になります。
▶ 関連記事:【北海道で一条工務店】間取りの前に決める「配置」4つと、性能を活かす間取りのコツ7つ
3.5寸にできないなら、グレードを下げるのもアリ
土地の条件で3.5寸にできないとなった場合、アイスマートの「3.5寸無料」は使えません。
それなら、アイキューブにグレードを下げたほうがお得かもしれません。
30坪で比べると(アイキューブ視点)
| 項目 | 内容 | 金額(30坪) |
|---|---|---|
| 3.5寸勾配オプション(実績) | アイキューブ標準の1.5寸から3.5寸に変更 | 約70万〜80万円 |
| ハイドロテクトタイル | 坪13,000円 × 30坪 | 約39万円 |
| アイスマートと同じ屋根にする追加費用 | 上の2つの合計 | 約109万〜119万円 |
| アイスマートとアイキューブの本体価格差 | 坪単価差5万〜7万円 × 30坪 | 約150万〜210万円 |
土地によって、お得な選び方が変わる
- 3.5寸にできない土地:アイスマートの無料3.5寸勾配は使えないので、アイキューブにすれば約150万〜210万円安くなります
- 3.5寸にできる土地:アイキューブで同じ屋根にすると約109万〜119万円かかるので、差は約31万〜101万円まで縮みます。それならアイスマートで3.5寸勾配を無料で付けるのもアリです
グレードを下げると、キッチンや選べる色など、デザイン面の選択肢は減ります。そこが気にならないなら、これだけお得になります。
まとめ:3.5寸にしたいなら、土地選びから
- 北海道では、1.5寸より3.5寸のほうが年間約820kWh多く発電する
- グランスマート・アイスマートなら3.5寸は無料。選ばない手はない
- ただし、屋根の先に3m以上の空き地が必要
- 3.5寸にできない土地なら、アイキューブに下げて150万円以上浮かせるのもアリ
有料オプションで付けるとかなりの金額になるので、グランスマートやアイスマートの人は、ぜひ3.5寸勾配を入れたいところ。
そのためにも、土地選びと家の配置には気をつけてください!
これから一条工務店を検討する方へ
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