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【記録No.16】アイキューブで屋根を3.5寸勾配にした話|約79万円は元が取れる?積雪地帯の施主の判断

【記録No.16】アイキューブで屋根を3.5寸勾配にした話|約79万円は元が取れる?積雪地帯の施主の判断

はじめに:「屋根勾配」ってなに?

前回の記録では、14畳の小屋裏収納を付けることになったところまで書きました。

▶ 前の記録:【記録No.15】一条工務店の小屋裏収納、14畳で約60万円!平屋を7坪広げるよりお得だった話

一条のアイキューブで、平屋の設計を進めていた我が家。そこで「屋根勾配」という言葉を耳にしました。……ちょっと意味不明。。

屋根勾配とは、屋根の傾きのこと。一条では、この傾きを変えられるらしいです。

アイキューブでは、傾きを変えるのは有料オプションになります。

「寸」は、屋根の傾きの単位

屋根の傾きは「寸(3cm)」で表します。

  • 1.5寸勾配:水平に10進むと、1.5寸上がる
  • 3.5寸勾配:水平に10進むと、3.5寸上がる

数字が大きいほど、屋根は急になります。

1.5寸と3.5寸、どれくらい違う?

どれくらいの違いになるのか、表にしてみました。

水平の距離1.5寸の高さ3.5寸の高さ高さの差
1m0.15m0.35m0.20m
2m0.30m0.70m0.40m
3m0.45m1.05m0.60m
4m0.60m1.40m0.80m
5m0.75m1.75m1.00m
6m0.90m2.10m1.20m
7m1.05m2.45m1.40m
8m1.20m2.80m1.60m

太陽光パネルを最大限載せると、屋根の奥行きはだいたい6〜8mくらいになると思われます。

アイキューブは1.5寸勾配が標準。3.5寸にすると、8m地点では1.6mも高さに差が出ます。

角度が違うと、雪の落ち方と冬の発電が変わる

角度にすると、1.5寸は約8.5°、3.5寸は約19.3°。

単純に、雪が落ちる角度が違います。角度がゆるいと、屋根の雪はなかなか落ちず、太陽光パネルが雪に覆われたままになりがち。つまり、冬の発電量が変わってきます。

▶ 関連記事:一条工務店 北海道では3.5寸屋根勾配、出来ないかも?(発電量の比較)

どこでも3.5寸にできるわけではない

ただし、どこでも屋根の勾配を上げられるわけではないので要注意です!

屋根の先に、3m以上の空き地が必要

屋根が下がっていく先に、3m以上の空き地がないと、3.5寸勾配にはできません。

屋根の雪が勢いよく飛んでいって、ご近所トラブルにならないようにするためだそうです。

我が家は200坪の土地を買っていたので、ここは問題なし。土地に余裕を持たせておいてよかった、と思った瞬間でした。

商品によって、無料か有料かが違う

商品3.5寸勾配への変更
グランスマート無料
アイスマート無料
アイキューブ有料(我が家は約79万円)
アイスマイル・アイスマイル+有料

アイスマートやグランスマートなら無料で勾配をつけられるらしいです。ただし、無料の商品でも土地の条件によってはできないので、要確認です。

▶ 関連記事:一条工務店 北海道仕様を考えたグレードの選び方

我が家は3.5寸に。約79万円は元が取れる?

土地に余裕がある人は、迷わず3.5寸勾配!

というわけで、我が家は3.5寸勾配を選びました。

ちなみに、料金は約79万円。。

高い。確かに高い。。でも、これからずっと発電してくれることを考えると……。

元が取れるまで、何年かかる?

気になるので、計算してみました。このサイトの「3.5寸屋根勾配」の記事で使っている発電量の目安(10kW・南向き)をもとにしています。

1.5寸勾配3.5寸勾配
年間発電量の目安約9,466kWh約10,290kWh
差―年に約820kWh多い

この差を電気代に換算すると、こうなります。

電気の単価1年でお得になる額約79万円を回収するまで
30円/kWh約2.5万円約32年
40円/kWh約3.3万円約24年

正直、発電量だけで元を取るには、20年以上かかる計算です。

それでも3.5寸にした理由

それでも、我が家は3.5寸にしてよかったと思っています。

  • 雪が多い地域ほど差が大きい:1.5寸だと、雪が多いところでは屋根に雪がほぼ間違いなく積もっていく。冬に発電できない期間が長いほど、3.5寸との差は広がります
  • 屋根の雪下ろしの心配が減る:雪が自然に落ちてくれれば、屋根に上る危険な作業をしなくて済む
  • 小屋裏収納が広くとれる:屋根が高くなるぶん、小屋裏の空間にも余裕が出ます
  • 電気代は上がり続けている:電気の単価が上がれば、回収までの年数は短くなります

雪があまり積もらない地域なら

逆に、雪があまり積もらない地域なら、79万円をかけて3.5寸にする必要はないかもしれません。

自分の地域の積雪量と、土地の広さ、予算を見て判断するのがおすすめです。

まとめ:記録No.16で起きたこと

  • 屋根勾配は屋根の傾きのこと。アイキューブの標準は1.5寸
  • 3.5寸にすると、奥行き8m地点で1.6m高くなり、雪が落ちやすくなる
  • 3.5寸にするには、屋根の先に3m以上の空き地が必要
  • アイキューブでは有料で、我が家は約79万円
  • 発電量だけで元を取るには20年以上。それでも雪の多い地域なら選ぶ価値あり

次の記録では、さらに家づくりを進めていったところを書いていきます。

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